降雪地域では、よく屋根の雪が落下の際隣家に当たるなどというトラブルが起こります。 自宅の屋根から隣家の敷地に雪が落ちてしまっていることに気づいたら、大きな問題になる前に対策を。

 

 

克雪住宅の屋根の形

落雪式屋根

建物の大きさによりますが、落下する距離を確保しないと行けないので敷地に余裕がある方におすすめです。常に屋根重量が軽く地震にも最適です。ランニングコストもかかりません。 しかし、落雪時に音が発生します。落下した雪の消雪設備が必要になる場合があります。広い敷地が必要になり、落下時の安全にも考慮が必要です。

 

融雪式屋根

融雪システムには、電熱式、温水式、ヒートパイプ式、温風式などがあります。
操作は、自動タイプと手動タイプが可能です。軒先だけを融かす軒先回路と、全体回路を別々に運転できます。軒先回路操作だけでも雪(せっ)庇(ぴ)はできません。熱源は、ガス・電気・灯油等選択出来ます。
落雪式・耐雪式に比べて工事費用、ランニングコストがかかります。

 

耐雪式屋根

積雪荷重に耐える構造材を使う為、融雪式・落雪式に比べ基礎から全体に建物全体の構造的バランスに配慮・強度を要求します。建設時の構造対策を十分行えば、雪国に於いて最も、維持費のかからない対応策です。
しかし、外気温度、雪の状態、家の向き等によって、雪の張り出しはおきてしまいます。また、雪の張り出しによって、軒先等の損壊、階下への落下雪による建物被害、人的被害がおきるので、注意・対策が必要です。