こんにちは、札幌屋根修理ドットコム担当小林です。

お客様からいただく質問で多いのが足場工事の必要性です。

予算の都合で致し方なく、足場を組まないことが稀にありますが、足場は、ほぼ必須といっていいほど必要です。
なぜならば、足場は職人のケガや命を守るためだけでなく、施主であるあなたの利益も守っているからです。 
万が一、足場がなかったために転落して職人から死者が出ると、施主のあなたにも精神面や風評被害などの不利益が出ることは想像できますよね。
また足元が不安定な体勢では、いくら職人とはいえ、作業精度が劣ってしまうこともあります。

また、法律でも定められています。

労働安全衛生法で明記されています。 

安全基準(労働安全衛生規則)〜8墜落等による危険防止   

高さが2m以上の箇所で作業を行う場合で墜落の危険がある場合は,作業床を設ける。

また,作業床の端,開口部など墜落の危険がある箇所には囲い,手すり, 覆いなどを設ける。

なお,作業床を設けることが困難なときは,防網を張り,労働者に安全帯を使用させる。

また,強風,大雨,大雪などの悪天候のときは,仕事に従事させない。 

作業床とは足場のことを示します。

このように足場無しで工事を行うことは法に抵触します。
足場無しで工事を行うことは怪我の原因になります。
仮説足場を設置することにより、急な雨や突風、地震等のアクシデントで命を救われたことは屋根に上る仕事をしている私たちは何度も経験しています。
また、作業効率が向上して丁寧かつ完璧に作業ができます。
手抜き工事を防ぐためにも必要です。 
足場なしの作業の事故については、事業者も責任の一端を担う事になります。
また、労災、保険、賠償、民事罰、刑事罰、風評被害、精神負担問題などデメリットが圧倒的に多いです。
中には、企業努力・経費削減と称して足場工事無しで、屋根工事の営業を行う会社があるかもしれません。
しかし、お客様の利益を守るためでも足場工事は必ず必要な工事であります。 (ただし、数分程度で済む部分修理や応急処置の場合は足場をかけずに作業行う場合があります。)

よって、屋根の修理費用のみに目がいきがちですが、足場もセットで必要になってくるということをお考えいただきたいと思います。