こんにちは、札幌屋根修理ドットコム担当小林です。
現代の住宅は和風だったり洋風だったり、また現代的なスタイルや伝統的なスタイル、またはそれを飛び越えた個性的なデザインの住宅が増えました。
屋根もそれに伴って、多様になってきました。
一般的な三角屋根、太陽光発電を乗せられる南向きが広くとられた屋根、伝統的な瓦屋根やなど様々ですが、あなたのおうちの屋根はどんなタイプでどういった特徴があるのでしょうか。
<金属屋根>〜重さは軽自動車くらい
一口に金属屋根と言いましても、その素材は鋼板、アルミ、ステンレスと様々なものがあります。また、金属の配合率やメッキの方法によっても細かく分けられ ます。その中でも耐久性と耐候性に優れているのが「ガルバリウム鋼板」で、高い評価を受けています。サビにも強く、コストパフォーマンスも高いのでお薦め です。また、材料自体が軽量かつ自由な形に加工できる事から、耐震性を考えた葺き替えやカバー工法に向いています。
・メリット
- 軽いので耐震性に優れる
- 比較的安価
- 燃えにくい
- 防水性に優れる=緩い勾配でも施工可能
- 加工しやすい
・デメリット
- 雨音が気になる=遮音性に劣る
- 熱伝導率が高い=断熱性に劣る
- 塩害に弱い(工業地帯や海岸沿い)
<ストレート屋根>〜軽自動車3台分くらい
本来、スレートとは粘土版岩を屋根材として適した形(薄い板状)に加工したものです。ヨーロッパや日本の宮城県などで古くから屋根材として使われてき ました。現在、主に屋根材として使われているものは人工スレートで、前述の天然ものとは別物です。天然スレートは非常に高価な建材です。人工スレートには 石綿スレート、無石綿スレート、セメント系スレートなどがあり、環境問題から石綿スレートは製造されなくなりました。過去、石綿を含む建材が多く使われて いたため、現在では解体時の環境負荷が懸念されています。お住まいに石綿を含む建材が使われていても破壊しない限り、飛散はしませんので安心してお過ごし ください。
・メリット
- 比較的軽いので耐震性に優れる
- 瓦に較べて安価
- 工期が短い
デメリット
- 苔が生えやすい
- 割れや反りが生じやすい
- 定期的な塗り替えが必要で、 そのスパンが短い
<瓦屋根>
一般的に粘土を成型し、焼成とした屋根材を瓦と言います。瓦のような形態の他の屋根材も金属瓦、スレート瓦と呼ばれることがあるので、区別するため粘土瓦や焼き瓦という名前が使われることもあります。他にセメントを原料にしたセメント瓦もあります。
粘土瓦や焼き瓦の優れた点は何と言っても耐久性です。他の屋根材に較べて断熱性も優れています。和瓦は他の屋根材のように塗装が必要なく、美しさを長く保つことができます。
・メリット
- メンテンナンスがほぼ必要ない
ズレの修正や漆喰の補修のみ - 断熱性が高い
- 粘土などの天然素材なので安心
・デメリット
- 重い=耐震性に劣る
- 凍結に弱いため、寒冷地に向かない
- 高価
- 衝撃よって割れやすい
↓そして地震国でもある日本が耐震性を追求してできたハイブリットな屋根素材↓
各メーカーとも災害にも強く、地球にも優しく、住む人も快適にを追及し、従来以上の性能を目指して凌ぎを削っています↓
<ハイブリッドな屋根>
樹脂膜によって覆われた気泡と樹脂繊維を混ぜ込み、成型した瓦。重さは従来の瓦の半分以下。また、屋根を軽くするための工法にもこだわっており、ROOGA独自の乾式工法を採用している。